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The Blessing 日本語カバー

久しぶりに日本語カバー動画をYouTubeにアップしました。

最後の日本語カバーから実に19ヶ月ぶりです。



今日はこの曲を訳した時のプロセスを少しシェアしたいと思います。


大体リクエストを頂いて訳詞をするとき最初にすることは

元の曲を聞いて感動することだと思います。

その歌を歌っている時に人がどう反応しているか、どんな雰囲気が流れているかを見、聞き、一緒に体感しているような気がします。

(こちらの曲は今回訳を作ることを決めてから初めて全部聴いたのですが、

 私はそもそもPastor Steve Furtickが歌えることを知らずに感動しました笑)


そして原曲を聞いて感じた感動や情熱を胸に抱いてそれがトランスレートされるようにその気持ちをキープしながら日本語を書き始めます。


先に私が歌詞の日本語訳を作るときに大切にしていることを書いておきます。

私が最も大切にしていることは元の曲のハートを訳すことです。

日本語と英語では一つの文を歌うのに使う音符の数が倍以上違うことが多々あります。

"I love you Lord"では音符4つ、

それを日本語にすれば「主よ私はあなたを愛します」では音節の数は15です(!)

これだけでも英語の歌詞の内容全てを日本語の歌詞に盛り込むことは不可能なことが

わかると思います。他にも言葉だけではなく文化の壁や歴史の壁など超えないといけないハードルはさまざまです。私は元の曲が持っている「感じ」「雰囲気」「ハート」が日本語訳にトランスレートされているのが一番だと思っています。(この話をし始めたら止まらなくなりそうです!)


今回の曲The Blessingは聖書の言葉をそのまま使っています。

冒頭は民数記6章24〜26節。この箇所を日本語のいろんな訳で調べました。

新改訳、新共同訳、口語訳、リビングバイブル、など。

「あなたを喜んでくださいますように」はリビングバイブルの訳、

「平安を与えられますように」は新改訳です。


ブリッジの部分もどの聖書箇所から来ているか調べます。

"May His favor be upon you and a thousand generations

and your family and your children and their children..."


ここは出エジプト20:6、申命記7:9、詩篇103:17−18を見ました。


「わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。」


いずれも「千代」繋がりですが、この言葉は普段使わないことと「先代」を連想して

歌詞がスッと入ってこないので役にも使いませんでした。

元々この訳をやろうと思った理由でもある人がリクエストをくれたときに

ここの英語の歌詞がグッとくると言っていたのでこの部分は大切な部分なんだという前提が私の中にありました。

やはり何度も繰り返しているところは大切な部分なのでできる限り日本語でも繰り返したいという思いがあります。難しいことが大半ですが今回「あなたの(も)家族もその子もその子も」と繰り返しを入れました。

描きながら会衆賛美とは違う形で用いられるような気がしていて、少し歌詞の変化があっても聞いた時にすぐ理解につながる内容であることを大切にしました。


原曲のブリッジは「あれも、これも、それも、どれも」と何度も繰り返す内容になっていて やはりそれが迫るものを感じさせるポイントだと思ったのでそれを必ず盛り込みたいと思い

「朝でも夜でも、笑顔も涙も」としました。

私が一番好きなのは

「主の霊があなたの前にもあとにも横にも内にもいるように」です。

原曲のYouTubeでもPastor Steveがリプライズ時に歌ったのがその部分でした。

神様が一緒にいてくださるって部分がやっぱり一番心触れられるところだなと私は個人的に感じたので実際歌う時もそこには熱が入りましたね。


久しぶりに日本語訳詞をやって、恵まれた時間でした。

聖書を開いて勉強して、時にはヘブライ語やギリシャ語を調べたり注解書を読んだり

インプットする時間があり、歌詞に書いてアウトプットする時間もあり

深く神様を思うデボーションの時間としてとても豊かな時間になっています。


この曲も誰かにとっての祝福となっていれば幸いだなと思います。







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